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事例集「相続」
<事 案>
紀子さん(仮名)は、75歳。とある都市で名の知れた旅館の女将として成功していました。
しかし、紀子さんには夫も子どももなく、年齢のこともあり心寂しく先行きに不安を感じる日が度々ありました。
自分の財産についても周囲の人間に相談することもありましたが、きっちりと遺言を作成するということはしていませんでした。
そんなある日、体調不良が原因で検査入院をすることになりましたが、そのまま帰らぬ人となってしまいました。
紀子さんの兄弟は5人いましたが、長兄は幼い頃に病没しており、その他の兄弟たちも成人はしていましたが、すでに全員他界しています。
紀子さんの血縁といえば、兄弟たちの子ども、紀子さんにとって甥や姪たちだけです。
紀子さんのように、子どもも相続人もいない場合、兄弟が相続人になります。
では、その兄弟が紀子さんより先に亡くなっていた場合はどうなるのでしょうか?
そのような場合は、亡くなった兄弟の子ども(紀子さんにとっては、甥、姪)が相続人になります。
このように相続人にあたる人が先に亡くなっているときに、その子どもが相続人になることを、代襲相続と言います。
<問 題 点>
・子供がいない。
親、兄弟もすでに他界しているので、甥、姪が相続人になります。
・遺言書を作成していなかった。
<解 決 策>
・予め遺言書を作成して遺産の分け方を定めておく。

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