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事例集「遺言」

預金がおろせない!?

<事 案>

東京都内で仲むつまじく生活を送っていた妙子さん(仮名)とその夫である繁幸さん(仮名)。
子どもは3人いましたが、1人は海外、2人は地方で所帯を持つようになっていました。


ある日、外出先で繁幸さんが、突然の心臓発作で亡くなってしまいました。


ただただ狼狽する妙子さん。


 葬儀代など、いろいろなことでお金が入用なので、身近に相談できる人もいない妙子さんは、繁幸さん名義の預金を引き出すために銀行に相談へ行くことにしました。


 「夫名義の預金もあるし、当面は大丈夫だろう。」そう考えていた妙子さんの期待は残酷なまでに裏切られることになりました。


 銀行の担当者は、故人名義の預金は相続人全員の実印押印と印鑑証明書がないと、1円たりとも引き出せないと言うのです。
「そんな馬鹿な」と思い、直接支店長に交渉してみましたが、結果は変わりませんでした。


 海外と地方にいる子ども達から、実印押印と印鑑証明書を集めるのは極めて困難です。
なんとかお金をかき集めた妙子さんでしたが、こうなる前になにか手を打つことは出来なかったのでしょうか?

 

<問 題 点>

・故人の銀行口座からは配偶者であっても預金を引き出せない。  
 (相続人全員の実印押印と印鑑証明書が必要)
・亡夫が遺言書を作成していなかった。

<解 決 策>

・予め状況に応じた遺言書を作成しましょう。